パネライ(PANERAI) 修理・オーバーホール実績
当店ではパネライ(PANERAI)の時計を年間に1,000本以上修理しております。パネライ専門チームがあり、徹底的に修理・オーバーホールいたしますので、希少価値の高いパネライでも修理可能です。パネライならではの故障やトラブルにも熟練の技術者が修理対応させていただきます。価値を損なわないよう細心の注意を払い、汚れて錆び付きやすい外装部分も丁寧に修復しています。大型腕時計のため、ぶつけて傷だらけになってしまった時計でも綺麗に新品仕上し、使用により劣化してしまった革ベルトも交換対応しております。是非お問い合わせください。
※パネライの自社製ムーブメントを搭載しているモデルに関しては現在修理の受付を控えさせていただいております。
受付不可モデル:ルミノールマリーナ1950 3デイズ、ルミノールマリーナ1950 3デイズGMT、ルミノールマリーナ1950 8デイズなど。
パネライ(PANERAI)修理価格表
手巻き・自動巻き | |
WATCH COMPANY修理価格(税込) | |
オーバーホール | オーバーホール +新品仕上げ |
25,300円 | 36,300円 |
メーカー定価(参考価格):71,500円 | |
納期:3~4週間 | |
クロノグラフ | |
WATCH COMPANY修理価格(税込) |
|
オーバーホール | オーバーホール +新品仕上げ |
35,200円 | 46,200円 |
メーカー定価(参考価格):89,650円 | |
納期:4~5週間 |
※パネライの自社製ムーブメントを搭載しているモデルに関しては現在修理の受付を控えさせていただいております。
受付不可モデル:ルミノールマリーナ1950 3デイズ、ルミノールマリーナ1950 3デイズGMT、ルミノールマリーナ1950 8デイズなど。
パネライのオーバーホール
オーバーホールとは、時計を部品単位まで全て分解した後、汚れやごみを全て除去した後に、必要な箇所に注油をして元通りに組み立てる作業を指します。
摩耗や劣化で交換が必要になった部品は、パネライ純正品で対応することが可能です。また、傷取り(新品仕上げ)に関してもメーカー同様の機材を導入しているため、非常に高品質なオーバーホールや新品仕上げ実現することができました。
当店のパネライ専任技術者が豊富な経験でお時計に起こっているどんな小さな不具合も見落とさずに状態を診断いたします。
お時計の診断が完了次第、改善策や交換部品の詳細を見積書にてご連絡いたします。お見積もり例はこちらです。
時計を完全に分解します。
分解した時計をバスケットに入れ、時計用の超音波洗浄機にかけます。
部品の細かい汚れやごみも完全に除去します。
洗浄が完了した部品を、元通りに組み上げます。摩耗や劣化が激しい部品に関しては、新しい部品へ交換いたします。交換部品は全てパネライの純正部品を使用いたします。
組み上げと同時に必要箇所の注油を行います。
使用頻度に関わらず、ムーブメント内部の油は3年~5年程度で蒸発・劣化してしまうため、定期的なメンテナンスをお勧めしております。
ムーブメントが組み上がった状態で、精度の調整を行います。
一切の妥協をしないため、既定の精度が出ない場合はもう一度オーバーホール作業を行うこともあります。
オーバーホール作業と並行して外装の洗浄作業を行います。
ご希望のお客様には外装の傷取りをオプションにて承ります。
WATCH COMPANYには、パネライ専属の新品仕上げ技術者が在籍しているため、オーバーホール作業と並行して傷取りを行うことができます。
時計メーカーと同様の機材を導入しているため、ステンレスとチタンのコンビブレスレットや、特殊な仕上げ(サンドブラストなど)にもしっかりと対応することができます。
※新品仕上げ16,500円(税込)~、オーバーホールとセットでご依頼いただいた場合は11,000円(税込)~となります。
※外装の形状が特殊、複雑な場合は割増料金がかかります。(ルミノールマリーナ、旧ブレスレットタイプなど)
※デイライトなど、ベゼルに刻印が入っているモデルのインク入れも別途オプションで承ることができます。
※詳細は【新品仕上げ(傷取り)】ページをご覧ください。
before | after | |
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防水検査器にて時計の防水性を確認いたします。
時計を加圧することで、時計内に起こる僅かな変化を算出し、防水性が機能しているか判断します。
巻上試験機を使用し、時計の巻き上げや、十分な動作時間が確保されているか検査します。
4~5日のランニングテストを行い、最終的に機能に問題が無いか判断します。
最終テストが完了した後、再度動作点検とガラス内に汚れ・ごみ入りが無いか確認した後、お客様のもとへお時計をご返却いたします。
WATCH COMPANYにてオーバーホールを受けていただいたパネライのお時計は1年間の修理保証を付けさせていただいております。
修理の流れ
当店ホームページ「修理申込」のページから梱包キットのご依頼をしてください。
※梱包キットは無料でご利用いただけます。
梱包キットご不要の場合は、お時計を梱包の上、着払いにてお時計を送付ください。
※ご自身でお時計を送付いただける場合も【修理申込】ページから事前に修理依頼をお願いいたします。
梱包キットにお時計と修理ご依頼書を同封の上ご返送ください。
梱包キットのご使用方法は【無料梱包キットのご案内】ページをご確認ください。
ご来店でも修理の受付を承ることができます。
WATCH COMPANY飯田橋店
営業日 平日10:00~19:00 ※祝10:00~17:00 土・日休業
〒102-0072
東京都千代田区飯田橋4-1-11 信濃ビル4F
TEL:03-6261-4027
WATCH COMPANY表参道店
受付時間 平日10:00~17:00(土・日・祝日は休業となります)
※修理品お預かり業務のみとなります。見積・納品は本社からのご連絡と配送になります。
※当社の修理取り扱いブランドに限り修理品のお預かりをさせていただきます。
〒107-0061
東京都港区北青山3丁目6-7
パラシオタワー11F サーブコープ内
TEL:0120-214-707
WATCH COMPANY大阪梅田店【梅田ヒルトンプラザウェスト】
営業日 平日10:00~17:00(土・日・祝日は休業となります)
※修理品お預かり業務のみとなります。見積・納品は本社からのご連絡と配送になります。
※当社の修理取り扱いブランドに限り修理品のお預かりをさせていただきます。
大阪府大阪市北区梅田2-2-2 ヒルトンプラザウエストオフィスタワー18階 サーブコープ内
※エレベーターを降りて進んだ先にある受付カウンターで「時計の修理持ち込み」とお伝えください。
WATCH COMPANY横浜店
営業日 平日10:00~17:00(土・日・祝日は休業となります)
※修理品お預かり業務のみとなります。見積・納品は本社からのご連絡と配送になります。
※当社の修理取り扱いブランドに限り修理品のお預かりをさせていただきます。
〒231-0062
神奈川県横浜市中区桜木町1-1-7
ヒューリックみなとみらい10階 サーブコープ
TEL:0120-214-707
WATCH COMPANY名古屋店
営業日 平日10:00~17:00(土・日・祝日は休業となります)
※修理品お預かり業務のみとなります。見積・納品は本社からのご連絡と配送になります。
※当社の修理取り扱いブランドに限り修理品のお預かりをさせていただきます。
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-2-3
名古屋日興證券ビル 4F
TEL:0120-214-707
お時計が時計修理専門店WATCH COMPANYに届いてから、土日を除く3営業日を目安に、見積もりのご連絡させていただきます。
※お見積もりはメールでのご案内となります。
※お時計の状態や、種類によってはお見積もりまでお時間をいただく場合がございます。その場合は事前にご連絡させていただきます。
お見積もりの結果、修理をされない場合は、お時計の準備が整い次第、ご返送いたします。
※修理をキャンセルされる場合の送料はお客様負担でお願いしております。
修理代金のお支払方法に関しては、以下の2種類からお選びいただけます。
a.銀行振り込み(前払い)
お時計の修理代金を銀行へ直接お振込みいただく方法です。
修理の進行をいただいた後に、弊社指定口座へ代金をお振込みください。
着金を確認次第、修理を進行させていただきます。また、その時点で納期予定のご連絡をいたします。
注1)振込手数料はお客様負担になります。何卒ご了承ください。
注2)領収書はお振込み時の控えをもって当社の領収書に代えさせていただきます。お振込み控えは大切に保管ください。
お振込み口座
みずほ銀行 飯田橋支店
普通口座 2668566
口座名義人 株式会社グローバルワークス
※お客様名義でお振込みください。
※株式会社グローバルワークスは「時計修理専門店WATCH COMPANY」の運営会社です。
b.代金引換/ヤマト運輸コレクト便(後払い)
お時計の修理完了後、修理代金をお支払いいただく方法です。
ヤマト運輸宅配ドライバーへ、修理代金を現金もしくはカードにてお支払いください。
修理進行のご連絡をいただき次第、修理に取り掛からせていただきます。
注1)お荷物到着の際、運送業者の発行する領収書(送り状)を正式な領収書としてお取扱いください。
代金引換をお選びのお客様は、以下のサービス手数料が別途加算されます。
代金引換手数料 | |
10,000円未満 | 330円 |
10,000円以上~30,000円未満 | 440円 |
30,000円以上~100,000円未満 | 660円 |
100,000円以上~300,000円まで | 1,100円 |
修理完了後、ご連絡させていただいた上でお時計をご返送いたします。
受け取りのご希望日時がございましたら事前にお伝えください。
オフィチーネ パネライ(OFFICINE PANERAI)の歴史
1860年にジョヴァンニ・パネライ(1825年-1897年)がイタリア・フィレンツェのアッレ・グラツィエ橋付近に時計店を設立しました。
この店は時計店と時計工房を兼ね、さらにフィレンツェで初めて設立された時計学校でした。
後に現在も店舗があるサン・ジョバンニ広場の大司教宮殿内に移転をしました。20世紀初頭に【Orologeria Svizzera(スイス時計店)】と店名を変更しました。
1916年、イタリア海軍に高度な精密機器を納入してきたパネライは、さらなる要望に応えるため、ラジウムベースの粉末であるラジオミールを開発しました。ラジオミールは、文字盤や針を暗中でも発光させる塗料で、グイド・パネライが1916年3月23日にフランスにて特許を出願しました。
この蛍光塗料は高い視認性と、水中においても優れた接着性を持ち合わせており、パネライ製品の重要な要素となりました。
1936年、軍事専門の精密機器メーカーであったパネライはイタリア海軍の第一潜水隊特殊部隊工作員のために、現在【ラジオミール】として知られているモデルの試作品を製作しました。
この試作品はステンレススチール製のケース、夜光数字とマーカー、ケースに溶接されたワイヤーループ式のアタッチメント、機械式の手巻きムーブメントを搭載していました。潜水服の上からでも着用できる長いストラップを取り付けていました。
これらの特徴は現在のラジオミールにおいても見受けることができます。
海軍の過去の記録によると、この年にパネライは10点のラジオミールの試作品を作成したとされています。
1938年、2年前に開発した試作品を経て、実際に【ラジオミール】の制作が始まりました。
このモデルでは、文字盤が2重構造になっており、下側にはラジウムベースの塗料がかけられ、文字盤上部はインデックス部分が切り抜かれていて、夜光塗料の視認性を高めています。
文字盤の数字は水中での視認性を考慮し、3・6・9・12の大きなアラビア数字とマーカーが採用されました。長短針のみのシンプルな配置で、秒針(スモールセコンド針)はありませんでした。
1940年、「長時間の過酷な条件下でも水中で使用できる時計」という海軍の要求により、ラジオミールはさらに進化することになります。
それまでケースとストラップのアタッチメント(ラグ部)を別のパーツから形成していたラジオミールケースを同一のステンレススチールの塊から削り出すことでさらなる圧力や張力にも耐えることができるようになりました。
【ラジオミール1940】の一部のモデルでは時計ケースとラグが一体になったものが存在します。この年に製作されたモデルにインスピレーションを得て制作されました。
1943年、第二次世界大戦中にイタリア海軍艦隊が華々しく任務を果たしたことを讃え、イタリア海軍甲板将校のために、【マーレ ノストゥルム】を制作しました。※モデル名の由来はラテン語の「我らの海」という意味。
この年に製作されたマーレ ノストゥルムは数本とされていて、現在存在している資料は数点の資料と2005年に発見された1点のみです。
1949年、それまで使用されていたラジウムベースの塗料に代わり、新しい蛍光物質であるルミノールが登場しました。同年に【ルミノール】という商標で特許を出願しました。
ルミノールはトリチウム(水素アイソトープ)を原料とした化合物で形成されています。
現在もモデル展開しているルミノール系の時計はこの物質の名前を元にしています。
1950年、ブリッジ型のリューズプロテクターと、1つの金属の塊から作り出したケースとラグが一体となったアタッチメント、フラットで幅の広いベゼル等の特徴を備えた【ルミノール】を開発しました。大型のリューズプロテクターによって、200メートルの防水を達成しました。
現在【ルミノール1950】にてそのケースを見ることができます。
1956年、エジプト海軍のために【エジツィアーノ】を開発しました。ケースの直径が60㎜と非常に大型のため頑丈さを特徴とし、優れた防水性を発揮しました。
潜水経過時間を表示するための目盛付ベゼルが採用された。
ブリッジ型リューズプロテクターの特許はこの年に出願され、パネライブランドの中枢を担う機構となりました。
1972年、グイド・パネライの息子、ジョゼッペ・パネライが死去し、パネライ家の事業は時計技師であったディノ・ゼイが引き継ぐことになる。
社名は【G.Panerai & Figlio】から【Officine Panerai S.r.L】へ変更されました。
1993年、軍事専門の精密機械メーカーであったパネライは、冷戦の終結により、新たな軍事用品の需要が減り、ついに一般市場へ時計の供給を開始しました。
【ルミノール】【ルミノールマリーナ】【マーレ ノストゥルム】を発売し、瞬く間にコレクターや愛好家の間で人気を獲得することになります。
1997年、オフィチーネ パネライはリシュモングループ(旧ヴァンドームグループ)の傘下に入り、流通経路が広がったことでさらなる知名度を獲得しました。
現在も武骨で潔いデザインは道具にこだわる男性だけでなく、多くの女性ファッションモデルが着用するなど、イタリアンブランドならではの魅力を持っています。市販されるようになったのは最近にも関わらず初期生産ロットのパネライにはプレミア価格がつき、コレクターアイテムとして扱われています。
モデル別修理実績
ルミノールマリーナ | ラジオミール | サブマーシブル |